バラの芽欠き 小さな庭の物語
薔薇の芽の命をかけしくれなゐに 山口青邨 薔薇の芽や守るが如く大き棘 山口青邨 薔薇の芽や父子睦めば妻嫉いて 草間時彦 中年 薔薇の芽をとつてゐる子に虻つきたり 細見綾子 薔薇芽吹くある日の寡婦の無駄づかひ 岡本眸 by 575fudemakase 0247くれなゐの二尺のびたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る 春雨のやまず降る降る我 (あ)が恋ふる人の目すらを相見せなくに 春雨 (はるさめ)に争ひかねて我が宿 (やど)の桜の花は咲きそめにけり つくづくと濡れそふ袖に驚けば降るとも見えで春雨ぞ降る
